特許庁の「平成25年度弁理士試験統計」等から今年の受験傾向について分析してみました。
http://www.jpo.go.jp/index/benrishi_shiken.html

大まかなデータは、下記のとおりです。カッコ内は24年度の数値です。

試験志願者   7,528(7,930)
短答受験者   4,734(5,255)  短答試験合格者 434(1,374)
論文受験者   1,979(2,851)  論文合格者 490(837)
選択受験者    553(846)    選択合格者 不明

24年度の口述受験者が1,134人で、
24年度の最終合格者は、773人(合格率10.7%)です。
24年度の口述不合格者は不合格者が361人います。

24年度の口述受験者の人数を851(490+361)人と想定すると、
合格率が約68%の場合、
25年度の最終合格者は、578人程になります。

短答試験免除者が1545(1979-434)人とすると
25年度の試験受験者は6279(4734+1545)人です。

25年度は、最終合格者が578人とすると、
合格率が9.2%(578/6279*100)程になりそうです。
 
23年度の合格率が9.1%ですので、 妥当な数値だと思います。
(計算ミスがあったら教えてください。^^) 

それにしても、短答試験の合格者数が 24年度の1/3弱になり、激減しています。

年度受験者数合格者数合格率基準点
H199,0772,67829.5%39点
H209,6792,86529.6%39点
H217,3451,42019.3%37点
H226,58289913.7%39点
H236,3771,93430.3%39点
H245,2551,37426.1%37点
H254,7344349.1%39点

現在、弁理士数が10,168人です。
http://www.jpaa.or.jp/about_us/information/pdf/kaiinbunpu.pdf

小泉政権下で目標とされた、弁理士登録一万人を突破しています。

今年から、最終合格者が激減することも考えられます。

弁理士会の主張で、「弁理士試験の合格者数を毎年220名程度に設定し」と記載があります(P11参照)。
http://www.jpaa.or.jp/activity/appeal/2013/55-1-16Comments.pdf

最終的には、蓋を空けるまではわかりません。

口述試験を受ける方は、最終合格を目指してがんばってください。

応援しています。